思考と構造の実験室

12年以上の当事者経験をもとに、情緒的ネグレクト、ヤングケアラーや機能不全家族の生きづらさの構造と向き合い方を言語化

はじめての方へ|生きづらさを整理する記事の案内板



 

こんにちは、夏目です。

 

今回はこのブログの入口を作ってみました

 

読者の方の中には、

 

『最初にどの記事を見ればいいかわからない』

 

という方がいらっしゃると思います

 

記事で取り扱っているテーマごとに

分けていますので

 

ぜひご覧ください

 

 

 

※このブログは、

・ヤングケアラー

・情緒的ネグレクト

・機能不全家庭

の当事者が書いています。

 

 

最初におすすめの記事:定義

 

『情緒的ネグレクトって何?』
『ヤングケアラーって?』

 

と言う方向けに、

文献を元に定義をまとめてあります。

 

基本的なことを知りたい方は、

こちらをお読みください

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

チェックシートもつくってみました

『当事者かわからない』

 

と言う方向けにチェックシートを作ってみました。

 

内容は夏目の経験を元に作成しています。

 

医学的根拠などはありませんので、

あくまでも参考程度にご利用ください

 

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

ヤングケアラー(YC)

 

悩み系の記事

=====

ヤングケアラー(以下YC)の

「理解されづらさ」

について書いています。

 

夏目自身、

長く“不理解”に苦しんできました。

 

なぜYCは理解されづらいのか。

当事者経験をもとに、

その背景を書き出してみました。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

=====

 

 

疑問系の記事

なぜYCやネグレクトは長期化するのか

ずっと疑問でした。

 

個人の問題として見ても、

家族の問題として見ても、

うまく説明がつきませんでした。

 

ですが、

構造として捉えてみると、

ある仮説が浮かび上がりました。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

=====

その他のYC系の記事

 

その他のYCの記事はこちらにまとめています。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

ネグレクトと愛着

=====

悩み系の記事

夏目は、

「なぜこんなに人間関係でつまづくのか」

 

と言う悩みを10年以上抱えていました。

 

そしてそれが、

最初の関わるで人物である

親との関係性に問題があると気づきました。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

=====

疑問系の記事

 

夏目はずっと、

 

”何かが決定的に足りない”

 

 

と家族関係で思っていました。

 

それは

一般的な家庭に当たり前にあるはずの

心のつながりでした。

 

情緒的ネグレクトが、
人との関わり方にどう影響したのかも整理しています。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

=====

 

 

機能不全家庭

=====

 

悩み系の記事

長年抱えていた

対人恐怖の1つの原因が、

 

人=否定

 

という学習からでした。

 

これが心理的ブレーキになり、

行動にも大きく影響していました。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

=====

 

怪我をし通院でリハビリを受けていた矢先、

医師の「ほんの些細な一言」に

 

なぜか大きくショックを受けました。

 

このショックの背景には

機能不全家庭で培われてしまった

 

誤った学習が原因でした。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 




=====

その他の機能不全家庭の記事

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

思考整理のツールを試作し公開しています

思考整理のためや、

問題の深掘りのためのツールを試作しています。

=====

 

言語化初心者向けツール

 

問題に直面した時に、

 

「その背景になにがあるのか」

 

ということを深掘りするために作りました。

 

夏目自身、

問題の深掘りを

12年以上続けていまして

 

それを誰でも使えるように

ツールにしたものです。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

=====

 

思考整理に慣れている方向けツール

 

こちらのツールは、

質問に答えると、

 

図解として出力するツールになっています。

 

言語化に慣れた方向けになります。

 

図解自体は、

こちらも夏目の12年の実践の結晶になります。

 

よろしければ使ってみてください。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

=====

 

 

以上がブログの案内板です。

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。

 

機能不全家庭(家族)とは?定義と特徴を体験と照合してみる

こんにちは、夏目です。

 

いつも記事を見ていただき

ありがとうございます

 

今回は、機能不全家庭(家族)と
境界線(バウンダリー)の定義について、
文献をもとに整理してみます。

 

夏目自身の体験とも照合しながら書いていきます。

 

 

※この記事では匿名性確保のため、

親1、親2、兄弟と記載します。

 

 

情緒的ネグレクトの定義も書いています

情緒的ネグレクトの定義と影響

 

ヤングケアラーの定義はこちらです

ヤングケアラーの定義と影響


愛着・アタッチメントの定義はこちらです

アタッチメント(愛着)の定義と影響

 

 

機能不全家庭と機能不全家族の違い

当ブログでは、

機能不全家庭をテーマの1つにしています。

 

調べてみると、

機能不全家族とほぼ同義で使われているようです。

 

夏目自身も調べてみましたが、

文献などで明確な使い分けは見当たりませんでした。

 

そのため当ブログでは、

 

機能不全家庭=機能不全家族

 

と捉えることにします。

 

 

調べた使い分けは、

念の為書いておきます。

 

よろしければ参考にしてください

 

=====

「機能不全家族」は、
家族の関係や役割がうまく回らない状態を指す心理学的な言葉。

 

「機能不全家庭」は、

その生活の場や育ちの環境まで含めて、
家全体がうまく動いていない感じを表す言い方。

 

日本語の

「家庭=生活の場」

「家族=人間関係のまとまり」

という違いを反映した使い分け。

=====

 

 

機能不全家族の定義

 

医療専門家は、家族間の関係が

精神的および身体的な健康に
悪影響を及ぼす状態

文献1より引用

ーーー

 

「機能不全家族」には厳密な定義はなく、


特に一般的には、家族システムと

そのサブシステム(親、子供)内で

発生するさまざまな関係性の障害を

包括的に指す言葉として使われる傾向

文献1より引用

ーーー

 

 

境界線(バウンダリー)の定義

調べると、”境界線”には明確な定義がなく、

書籍から定義に該当しそうな物を引用します。

 

境界線は私たちを定義します。

 

何が私であり
何が私でないのか
その範囲を明確にします。

 

私がどこで終わり、

他の人がどこから始まるのかを示します。

文献2 P40より引用

ーーー

 

自分の「範囲内」に生きるよう

(中略)

自分を「構成」しているものに責任を負うこと

文献2 P41より

一部要約し引用

ーーー

 

 

機能不全家族の特徴と照合

 

文献では、機能不全家族には

いくつか共通する特徴があるとされています。


夏目の体験と照合しながら整理してみます。

 

 

=====

他人を責めること、
自分の行動や感情に責任を取らないこと

 

そして他の家族の感情を否定すること。

文献1より

ーーー

 

これはそのまま夏目の

家族に当てはまります。

 

親1の行動を親2がフォローし

また親1の別の行動をフォローし…

という繰り返しでした。

 

ですがこの構造も

 

家計への大きな負荷が

かかったことで、


親2が支えきれなくなり、

家庭構造が崩れました。

 

その後、

夏目がヤングケアラーになると、

親2のやっていたことが夏目に変わりました。

 

また夏目や兄弟の行動の責任も

親2が担っていたため、責任感を感じにくくなっていました。

 

ーー

 

基本的に感情はほぼ無視・否定されていました。

 

その影響が情緒的ネグレクトに

繋がっている可能性もあります。

 

この背景には、

家庭構造の世代間連鎖があると考えています。

 

※詳しくはこちらに書いています

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

※なぜ否定してしまうのかという理由を、

親のリソース(資源)不足と捉えて考察した記事です

natsume-thinklog.hatenablog.com

=====

 

家族間の境界線が緩すぎたり、
厳しすぎたりするケース。

 

 

例えば、親が感情的な支えを
子供に過度に依存したり
(緩い境界線)

 

子供のあらゆる決定を
親が行うことで、

子供の自立を妨げたりする
(厳格な境界線)ケースなど

文献1より

ーーー

 

一方で感情や役割の

境界線は曖昧でしたが、


子供の選択権については

親の支配が強く、


境界線を侵害されて

いたように思います。

 

 

子供の意見はほぼ聞かれず、

親の独断で決まっていました。

 

そのため、

その影響もあってか、


当時の楽しかった記憶は

あまり思い出せず、


辛い記憶の方が残っています。

 

ーー

 

また夏目にケアや、

兄弟の世話、家事手伝いなど、

家庭を維持する役割に組み込んだのも

機能不全家庭の特徴かなと思います。

 

親が子供の選択権よりも、

家庭の事情を優先させる

 

という構造が

夏目の場合のYC構造だと思っています。

 

 

※この状態が20年続いてしまいました。

この自己犠牲からの教訓はこちらにまとめています。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

また続いてしまった理由はこちらにまとめています。

 

 

=====

家族全体と外部世界との境界線が、
緩すぎたり、厳しすぎたりする場合もある。
 

文献1より

ーーー

 

家族全体と外部世界の境界線は

厚かった印象があります。

 

親は近所の方に挨拶せず、

私個人が挨拶する感じです。

 

両親は近所付き合いがうまくなく

周囲から孤立していました。

 

逆に夏目が近所の子の面倒をみることで、

関係性がありましたが、

 

面倒を見なくなった途端に

繋がりも切れてしまいました。

 

良くも悪くも

子供任せだったのか、

親の問題なのか

定かではありません。

 

夏目の家の家庭の

問題についてはこちらにまとめています。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

=====

家族が、
介護者、英雄、
スケープゴート、聖人、
悪い子、王子様、お姫様

 

といった決まった役割を
演じることで、感情、経験、
自己表現を制限する傾向

文献1より

ーーー

 

夏目の場合は、

”スケープゴート”で

家族の歪みやいざこざの

避雷針になっていました。

 

何かあれば、夏目のせいで

親にも

『お前が悪い』

 

兄弟からは、

軽く見られて

常に馬鹿にされていました。

 

これが自分を責めてしまう

原因になってしまったと考えます。

 


※詳しくはこちらにまとめています

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

=====

 

今回、文献と照合してみると、


当時は

 

「普通」

 

と思っていたことが、

 

機能不全家族の特徴に

当てはまる部分も多くありました。

 

もちろん家庭の形は

それぞれ違います。

 

 

ですが、


「なぜあんなに苦しかったのか」


を整理する手がかりには

なるかもしれません。

 

ーーー

 

と今回はここまでになります。

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。

 

 

引用文献

文献1

機能不全家庭/ Encyclopedia.com 

https://www.encyclopedia.com/medicine/encyclopedias-almanacs-transcripts-and-maps/dysfunctional-family 

 

文献2

境界線(バウンダリーズ)

増強改訂版

ヘンリークラウド著

地引網出版

 

 

※引用文献のため掲載しています。
楽天アフィリエイトを利用しています。

https://item.rakuten.co.jp/book/17707154/

アタッチメント(愛着)の定義と影響|論文と体験を照合してみる

こんにちは、夏目です。

 

いつも記事を見ていただき
ありがとうございます。

 

今回は、

 

アタッチメント(愛着)

 

について書いていきたいと思います。

 

夏目自身、

 

機能不全家庭や
ヤングケアラーについて
整理する中で、

 

「人との関わり方」や
「安心感の基準」

 

について考えることが増えました。

 

その中で、

 

土台になる概念だと感じたのが
アタッチメントです。

 

今回は、
文献と体験を照らし合わせながら
整理していきたいと思います。

 

 

情緒的ネグレクトの定義も書いています

情緒的ネグレクトの定義と影響

 

ヤングケアラーの定義はこちらです

ヤングケアラーの定義と影響

 

機能不全家庭の定義はこちらです

機能不全家庭(家族)とは?

 

アタッチメントの定義

定義に入る前に

アタッチメントと愛着の違いを書いておきます。

 

「愛着」という言葉は
「愛情」という意味と
同義のように捉えられ、

本来のアタッチメント理論の
意味とは異なる理解をされる可能性がある
(数井・遠藤
, 2005

心理学ではアタッチメント

という表現を使うことが多い

 

日本女子大学心理科より引用

https://jwu-psychology.jp/column/post-23.html

ーーー

 

文献1の定義

 

アタッチメントを
危機的な状況に際して

あるいは潜在的な危機に

備えて特定の対象との近接を求め、

またこれを維持しよう
とする個体の傾性である
Bowlby,1969

 

この近接関係の
確立・維持を通して、

自らが"安全であるという感覚"を
確 保しようとするところに

多くの生物個体の
本性があるのだと考えている

Bowlby,1969

文献1より引用

ーーー

 

文献2の定義

 

アタッチメントは,

危機に際して恐怖や不安を

感じたときに働く行動システムであり,

養育者へ接近・接触をして
保護や世話を求め,
安心感を得る関係性であり,

単なる情緒的絆ではない。 

文献2より引用

ーーー

 

 

アタッチメントとは

 

アタッチメントとは本来、

特に、不安や恐れといった

ネガ ティヴな情動状態を、

他の個体とくっつく、
あるいは絶えずくっついている
ことによって

低減・調節しようとする行動制御システム

文献1より
一部調整し引用

ーーー

 

子どものアタッチメント欲求は

どのような親子関係においても一様に
適切に満たされる訳ではない。

文献1より引用

ーーー

 

アタッチメントの分類

アタッチメントの質は以下のように分類されています。


======

Aタイプ:回避型

Bタイプ:安定型

Cタイプ:抵抗型

 

Dタイプ:無秩序
       無法方向性型

======

 

論文を読む限り、
Dタイプは虐待や不適切な養育との

関連が指摘されることが多いため

 

この記事では、
D型のみを後述していきます。

 

 

Dタイプの特徴

======

Dタイプ:
(アタッチメント)行動の一貫性をあまり有していない

 

被虐待児を対象にしたある研究は、

その内の 80%が
この D タイプによって占められる

 

急に声の調子を変えたり、
顔をゆがめたり、
子どものシグナルに突然無反応になったりする

このふるまいが、
結果的に子どもを強くおびえさせ、
乳児の不可解なD タイプの行動パターンを生み出す

 

近接関係の確立・維持

安全・安心感の確保

というゴールに適わない

 

親自身の
アタッチメントの質が、

(中略)

結果的に子どもの
アタッチメ ントの質の
決定に与るという、

いわば世代間伝達の
プロセスが仮定されている
(van IJzendoorn,1995)。

 

文献1より
一部調整し引用

ーーー

 

発達心理学で は
D タイプのアタッチメントが
病理的とと らえられ,

虐待やマルトリートメントを
受けた 子どもに多く見られることが
明らかになってい る
(Main & Solomon, 1990)

※マルトリートメント
→直訳すると不適切な養育

ーー

文献2より引用

ーーー

======

 

 

文献と体験の比較

ここでは、

夏目の体験と文献を絡めていきたいと思います。

 

 

文献1より

 

どのような養育者であれ、関係が切れてしまえば、
乳児 の生存および健常な心身の発達は保証されない。

 

乳児は、最低限、

何とか自分が安全であるという感覚を確保すべく、

養育者との関係 のスタイルを

調整しなければならないことになる

 

日頃から子どもに対して、

虐待や不適切な養育を
施したりするなどの
危険な兆候が多く認められる

(Lyons-Ruth & Jacobvitz, 1999: Solomon & George,1999)

 

文献1より
一部調整し引用

ーーー

夏目自身、養育者が

関係性を切るような発言を

日頃からしていたため、常に不安が合わせでした。

 

『いうこと聞かないなら追い出す』

『いうこと聞かないなら食事抜き』

 

と生存に直結することを握られていたため

嫌々従うしかありませんでした。

 

これは口だけでなく、

怒りが頂点に達した親に

玄関から外に放り出され

鍵を閉められたこともありました。

 

安全基地としては最悪でしたが、

それでも外へ放り出されるよりはマシでした。

 

これが私がヤングケアラーになった

背景因子になると思います。

 

 

抑うつ傾向が高かったり精神的に極度に不安定

 

Dタイプの養育者は、
過去に何らかのトラウマを有していることが多い

生活において突発的に
その記憶にとりつかれ、
自らおびえまた混乱するこ とがある

 

文献1より引用

ーーー

 

夏目の養育者は、

・トラウマを抱えている

・虐待児

・ヤングケアラー

 

 

でさらにうつ病を発症していました。

 

精神的にも安定で

言動や行動に一貫性がありません。

 

このような環境では、
D型の特徴に当てはまりやすく

なってしまうのも、

 

不自然ではないと思います。

 

 

振り返ると、

子供(夏目)の行動が

養育者のトラウマの引き金になっている

ことが多くありました。

 

子供の行動→トラウマ刺激

→記憶想起→激怒

 

といったパターンです。

 

よく、

『〇〇はトラウマだからやるな』

と口にしていたので、

 

未消化の感情が

子供の行動をきっかけに

呼び起こされたのだと考えます。

 

 

さらに両親共に、

情緒的ネグレクトを

受けていた可能性もあります。

 

となると、先ほど文献から引用した

 

世代間伝達の
プロセスが仮定されている

 

というのは、

 

養育者→夏目への

アタッチメント

 

 

祖父母→養育者

のアタッチメント

 

は同じ構造なのでは

と思います。

 

 

文献2より

 

安定したアタッチ メントを
もつ場合は,

過去の親との
思い出を矛盾なく語ることができる

ーーー

文献2より引用

 

そもそも親の行動が

一貫していないため

やり過ごした記憶が大半です。

 

記憶に残りづらいという面と

心が動かなかったのか

関心がなかったのかはわかりませんが

 

特に親との思い出を

思い出すのは難しいです。

 

 

終わりに

養育者とのアタッチメントは、

非常に重要であると改めて思いました。

 

個人的解釈では、

アタッチメントはこの世界と

自分を繋ぎ止める楔

(基準点)のようであると感じます。

 

楔を起点に世界を知り、

楔から人を学ぶ

 

そのような重要な関係性です。

 

ですから、

親(養育者)自身や

アタッチメントが不安定であれば、

 

子供が不安定になってしまうのは

必然といえます。

 

 

そのため、

楔がない
=アタッチメントが希薄

 

であるとすると、

 

自身の存在を受け入れられない、

自己否定に陥るのは

 

ある意味、

自然のことなのかもしれません。

 

夏目自身もD型タイプに類似しており、

苦しみましたが、

 

やはり最初でつまづくと、

その後の人間関係もそうですし、

 

何かあった時に

立ち返ることができません。

 

 

糸が切れたタコのように漂うか

 

代用で緩和するか

 

 

の2択のように思えます。

ーー

 

この記事が当事者の方の

お役に立てば幸いです

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。

 

 

引用文献

文献1

個別的要素の観点から見るアタッチメント理論の現在

https://www.psy.bun.kyoto-u.ac.jp/COE21/report/H15/9D-0.pdf

 

文献2

社会的養護下にある子どものアタッチメントとその評価方法

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcwp/1/0/1_4-2/_pdf/-char/en

 

 

合わせて読みたい記事

 

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ヤングケアラーの定義と影響|論文と体験から整理する

こんにちは、夏目です。

 

いつも記事を見ていただきありがとうございます。

 

ヤングケアラーという言葉は広まりましたが、
「自分がそうだった」と気づけない人は少なくありません。

 

夏目自身も30代になるまで、
自分をヤングケアラーだと
強く認識していませんでした。

 

今回は論文の定義をもとに、
実体験を照らし合わせながら、

 

「何がヤングケアラーだったのか」
「なぜ長期化しやすいのか」
「人生にどんな影響を与えるのか」

 

を整理していきます。

 

 

 

情緒的ネグレクトの

定義の記事はこちらです

 

※ドイツ語表記の論文を

AIで和訳しています

 

※家庭背景の匿名性のため、

親を「親1」「親2」と表記しています。

 

 

情緒的ネグレクトの定義も書いています

情緒的ネグレクトの定義と影響

 

機能不全家庭の定義はこちらです

機能不全家庭(家族)とは?

 

愛着・アタッチメントの定義はこちらです

アタッチメント(愛着)の定義と影響

 

 

ヤングケアラーの定義

 

ーーーーーーーーーーーーーー

Becker(2000)はより深められた定義を示した——

 

「Young Carersとは、他の家族にケア・支援・サポートを提供している、

またはその意図を持つ18歳未満の子ども・青少年である。

 

彼らはしばしば定期的に、相当程度の介護タスクを担い、

通常は成人に結びつけられるレベルの責任を担う。

 

ケアを受ける人は親であることが多いが、

きょうだい、祖父母、あるいはケア・支援・監督を

必要とする状態に

ある障害・慢性疾患・メンタルヘルス上の問題を

持つその他の親族である場合もある」 

※文献1より引用・抜粋

ーーーーーーーーーーーーーー

 

定義の構成要素

ーーーーーーーーーーーーーー

家庭内の支援(掃除、料理)

と家庭外の支援(買い物、各種手続き) 

 

病気の人への支援:

身体的サポート、感情的サポート、

医療・療法的サポート、

見守り・保護、緊急時対応、通訳 

 

健康な家族やきょうだいのケア、

健康な親の負担軽減 

 

自分自身への支援:

本来なら親が担うような自己管理

(一日のスケジュールを組む、登校するなど) 

※文献1より引用・抜粋

ーーーーーーーーーーーーーー

 

論文と夏目の体験を絡めてみる

ここでは文献2をもとに

夏目の体験と絡めていきます。

 

文献2の図を参考に作成

 

未充足のケアニーズ

家庭内のケア力の不足

長期的で多様なケアニーズ

※文献2より

ーーー

 

夏目の家庭は、

両親共に情緒的ネグレクトを

受けていた可能性が高く、

 

その中で親1に親2が

負担の肩代わりやケアをしていました。

 

兄弟が生まれ、

経済状況が悪化すると、

 

親2がうつ病を発症し、

夏目がケア要因としてYCにならざるを得ない状況でした。

 

元々両親共にケア需要が高く、

親戚からの支援も受けられず

孤立していたため

夏目がYC構造に押し込められたと考えています。

 

YCの世代間連鎖については

こちらに書いています

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

多様なケア

ヤングケアラーは
親や家族の代わりに,

調理や清掃などの家事援助,
移動の介助や与薬などの家族の介護,

 

金銭の管理や支払い,
日本語が第一言語でない家族の
ための通訳などの
[代行的ケア]を担っている

 

これらの手段的ケアだけでなく,

親の感情の受容や励ましなど

[情緒的ケア]を日常的に担っているものもいる.

※文献2より

ーーー

 

夏目の場合ですと、

洗濯などの一部の家事、

兄弟の面倒、うつ病の親のケアをしていました。

 

家事は小学6年生から

仕事の親2に代わり夕食を作っていました。

 

中学に上がると

部活終わりに洗濯をやらされ

疲弊したのを覚えています。

 

親の代わりに兄弟の音読などの

宿題の面倒を見ていた記憶があります。

 

また電気やガスなどの契約、

ネットでの買い物の代行も行っていました。

 

こうしてみると、

かなり多くのことをやってきたことに気づきます。

 

20年以上にわたるYC経験をまとめた記事がこちらです。

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

 

過重な役割と責任

ヤングケアラーは

多様なケアを遂行するために

[費 やされる時間]が多く.

自分のための時間をとることがで きない.

 

また,子どもが担う域を超えた

[手伝い以上 の仕事]をしており,

[大人と同等の責任]を引き受けることもしばし ばある

※文献2より

ーーー

 

多様なケアでも書きましたが、

 

小学生の時の

習い事終わりの夕食の支度

 

中学の時の

部活終わりの洗濯

 

など学業や習い事に集中できず、

 

中学の時には、

「自由な時間が少ない」

と感じていました。

 

親2に言うと、

『私よりは自由』

と返答が返ってきて、

 

学校の担任に言っても

特に何もありませんでした。

 

もう20年近く前の話になります。

 

やはりヤングケアラーは

見落とされやすいのだと思います。

 

YCの負担についてはこちらに詳しく書いています。

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

置かれた状況への無自覚

 

ヤングケアラー自身は

[ヤングケアラーの認識の欠 如]があり,

具体的な支援を求めない.

 

これは[見えないサイン]のため,

置かれた状況が通常と異なっていることを

他者から指摘されることもなく,

無自覚を助長させている.

※文献2より

ーーー

 

夏目の場合は、

情緒的ネグレクトもあり、

自他の感情に関心が薄く、

他人事に思っていました。

 

当然、YCへの自覚もなく

概念に触れる機会がありましたが、

自分がそうだとは思っていませんでした。

 

1つ指摘したいのが、

支援を求めないのではなく

求める先がありませんでした。

 

支援を受けようにも
適切な機関はなく、

 

支援を求めないのではなく、

 

・異常が日常化している
・支援先を知らない
・ 大人に理解されない
・問題を本人責任化される

 

といったことで、

結果として諦めになってしまい、

 

求めなくなった

と言うのが正確な表現です。

 

30代になりYCを強く自覚しても、

年齢で対象外だったり、

 

支援と言いつつ具体的なことが

見られにくいといったことがありました。

 

相談先がほとんどみられない

と言うのが現状だと思います。

 

このことについては

こちらにまとめています。

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

YCに気づけなかった理由はこちらにまとめています。

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

 

ゴールの見えないケア

期待にも応え続けなくてはならない

ゴールの見えないケア

※文献2より

ーーー

 

夏目は小学生頃からYCになり

30代のつい最近までの20年間ずっと続いてきました。

 

この間に親が変わることもなく、

 

夏目は小学生の時に言われた

『助けてね』という親2からの

お願いを愚直に20年続けていました。

 

そしてそれが成長と共に呪縛となり

30代で2度目の適応障害を発症し

余力がなくなり、

 

その状況下でもケアを続け、

限界が来ました。

 

この時に親とも関係が破綻し、

YCであることを強く実感しました。

 

このことから

 

・自分でケアを終わらせる

・親が変わるのを待つ

・状況変化で親と離れる

 

 

以外に解決策はありません。

 

夏目自身12年間、

他の方法を模索し続けましたが

これ以外に見つかりませんでした。

 

ーー

 

実際に親のケアをやめて4ヶ月で

抗うつ薬の量が減りましたし、

あと3ヶ月で治療完了と主治医に言われました。

 

心身がものすごく軽くなり

前向きに考えることができるようになりました。

 

それだけ親の負担は重かったのだと思います。

 

YCが長期化してしまう理由はこちらに書いています。

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

子どもとしての成長発達への影響

人格の形成・社会性 の発達への影響

生活満足度・主観的健康観への影響

 

健康損失

学びの損失

※文献2より

ーーー

 

夏目は、人格面・社会性の発達は、

YCより以前に情緒的ネグレクトの影響があります。

 

生活満足度は低いですが、

過酷な環境に感覚が麻痺していました。

 

健康は、

適応障害2回発症

ストレス耐性低下

体力的問題

食事制限(半永久)

 

と2度の発症に加え、

環境面や発達の未成熟が原因の不調に悩まされ

克服に長い時間を要しました。

 

この表はその健康への悪影響と

克服にかかった年月をまとめたものです。

 

学びの損失に関しては、

専門学校を中退していますし、

その後も、学術的な学びはできず

ほぼ独学でここまで来ています。

 

学びの解釈を少し広げ、

交友関係や恋愛まで広げるとなると、

ほぼ全て機会損失しています。

 

人間性を形作る学びは

ほとんどなく独学で学んできました。

 

 

社会的・経済的基 盤形成への影響

ライフコースの選択への影響

社会的孤立もおこりやすい

 

人生を決める選択肢はほぼなく、

それしか選ばざるを得なかったと言うのが本音です。

 

可能性は多々ありましたが、

現状や限られた資源を踏まえると

選択の余地はありません。

 

社会的孤立も年齢を重ねるに

つれ支援を受けにくくなり、

 

友人も結婚などで人生のステージが変わると

徐々に疎遠になっていきます。

 

ーーー

 

つい最近(R8.4)まで完全に孤立し、

貧困が目の前にまできていました。

 

・親、兄弟からの支援なし

・友人、知人のつながりの希薄化

・支援団体とつながれない

・健康を失い就労が難しい

・傷病手当の給付の終了

 

こうした要因が重なり、

生活基盤が崩れかけ、

実際に貧困寸前の状態にありました。

 

長期間のケア負担や、

無理の積み重ねによって

 

心身の余力を失い、

働くこと自体が

難しくなっていたためです。

 

それに加えて、

長期的な情緒的ネグレクトの

影響も強く出ていました。

 

 

そしてここで感じたのは、

YCの問題は

「家庭内のケア」だけでは終わらない

ということでした。

 

ケアが長期化すると、

学び・健康・キャリア形成・人間関係が

少しずつ削られ、

問題が連鎖・複雑化しやすくなります。

 

 

・健康損失
・就労困難
・収入の不安定化
・制度利用の困難
・支援につながれない
・孤立化
・問題が周囲から見えない
・生活基盤の不安定化

 

と積み重なった問題が、

選択肢を狭め追い詰めていきます。

 

その結果、

支援につながれない状態で

健康を失うと、

生活基盤ごと崩れ、

貧困リスクが急激に高まります。

 

だからこそ、

「孤立したまま長期化すること」

がYCの最大のリスクの1つだと感じています。

 

 

詳しくはこちらに書いています

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

 

終わりに

ヤングケアラーは、
「手伝いをしている子ども」ではなく、


本来担わなくていい負担を、

 

家庭環境や

家族のケア需要の多さなどにより

やらざるを得ない状況になったものと捉えています。

 

そして問題なのは、
本人が気づきにくく、
外部からはほぼ見えないことです。

 

夏目自身、30代になるまで
自分がヤングケアラーだったと
強く認識していませんでした。

 

もしこの記事で、
「自分もそうだったかもしれない」
と感じた人がいたなら、


それは甘えではなく、
過重な責任を背負ってきた結果かもしれません。

 

この記事が、

当事者の方々のお役に立てば幸いです。

 

最後までお読みくださり、

ありがとうございました。

 

※ヤングケアラーの
他の記事はこちらにもまとめています。

よろしければご覧ください

 

 

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

 

引用文献

文献1

「ヤング・ケアラー」とは誰か?
ドイツ語圏における用語の使用状況の分析と定義の策定

※ドイツ語表記

https://reference-global.com/article/10.2478/ijhp-2019-0004

 

 

文献2

日本のヤングケアラー:概念分析

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jans/42/0/42_42494/_article/-char/en

 

 

情緒的ネグレクト(CEN)の定義と影響|論文と体験を照合してみる

こんにちは、夏目です。

 

いつも記事を見ていただき

ありがとうございます。

 

今回は論文を元に、

情緒的ネグレクトについて

まとめていきたいと思います。

 

きっかけは、

情緒的ネグレクトについて知りたいと思い

調べたところ情報があまりありませんでした。

 

論文を読んだところ、

体系的に書いてあったので引用していきます。

 

論文の情報と、

夏目の体験も書いていきたいともいます。

 

※論文は英語記載のものを

AIが和訳したものを読んでいます。

 

 

ヤングケアラーの定義はこちらです

ヤングケアラーの定義と影響

 

機能不全家庭の定義はこちらです

機能不全家庭(家族)とは?

 

愛着・アタッチメントの定義はこちらです

アタッチメント(愛着)の定義と影響

 

 

 

1、情緒的ネグレクト(CEN)の定義

 

情緒的ネグレクトは

長らく研究で見落とされてきた領域

 

核心部分は

「養育者による感情的な無反応」

 

 

主な定義

 

親と子の交流の欠如によって特徴づけられる

感情的な無反応・不在・ネグレクト
(Young et al .2011)

 

・親が子供のケアや
 注意を必要とするサインを 

 意図的または非意図的に見過ごすこと

・肯定的な感情を表現しない
・自律性の発達を妨げる

・愛情を与えない

・子どもが他者と交流する機会を奪う
 (Schimmenti 2017)

 

子どものニーズを満たすことへの失敗

適切な養育と愛情の不提供

家庭内暴力の目撃放置

感情的・行動的問題へのケアの失敗

適切な構造の不提供

(Stoltenbrong et al 2013)

 

共通点として

養育者によるなんらかの形の「感情的無反応」が中心にある

 

 

愛着理論との関係

 

CENは幼児期から始まりうる。

愛着理論の観点から理解できる。

 

 

愛着理論の核心

 

子どもの気質ではなく、

親の養育の仕方が乳児が主要な養育者と

どのように絆を深めるかを決定する

 

安定した養育者は子どもが

世界を探索するための「安全基地」になる

 

 

CENと感情失認症

情緒的ネグレクトは

感情の明確さの低下を有意に予測した

 

 

感情の明確さの低下は、

情緒的ネグレクトとうつ症状の増加との関係を媒介した 

 

 

感情的ネグレクトを多く経験した人ほど、

感情の識別・言語化に困難を示した 

 

 

感情失認症を持つグループの中で、

情緒的ネグレクトのみが有意に高いスコアを示した 

 

ーーー

 

とここまでが論文から

引用した部分となります。

 

 

論文と夏目の体験を絡めてみる

 

情緒的ネグレクトはうつ病障害の有意な予測因子

 

夏目はうつ病にはなりませんでしたが、

適応障害を2回発症しています。

 

親(養育者)は関してはうつ病を発症しています。

 

ーーー

 

うつ病症状と霊性(意味・平和・信仰)は

ともに情緒的ネグレクトと負の相関

 

学校中退後、孤立が極まり

ネグレクトの影響が強く出ました。

 

しかし、神社参拝や哲学など、

信じられるものを増やしていくと

ある程度は緩和できた気がします。

 

ですが、根本的解決ではなく

あくまでも対処療法です。

 

ーーー

 

感情的ネグレクトを多く経験した人ほど、

感情の識別・言語化に困難を示した 

 

感情の表出や認識は中学生まで苦手でした。

 

読書感想文や

『この登場人物の立場に立って考える』

と言ったことは全くできませんでした。

 

置かれている状況を言語化できないため

助けも支援も求められず孤立していきました。

 

一念発起して言語化に取り組み

12年かけてやっと問題なくできるようになりました。

 

ーーー

 

CENを経験した人は

「感情は重要で問題解決に役立つ」

という信念を持ちながら、

実際には感情を識別・言語化することが

困難という内的葛藤を抱えることがある。

 

夏目の感覚ですと、

むしろ感情は問題解決の

阻害因子になりうると思います。

 

感情が物事の構造を歪め

正しく認識できない経験が多かったからです。

 

本来なら最短ルートが、

迂回に迂回を重ねた経験から

極力感情は入れないようにしています。

 

ーー

 

夏目自身も、

この葛藤を経験しています。

 

感情もそうですが、

自分の思いや考えをどうやって

表現したらいいかわからずに苦労しました。

 

頭の中で絵図は描けているのに

どう出力したらいいかわからず

悶々としていました。

 

たとえ出力できたとしても

絵図と出力の乖離が激しく

欲求不満になっていました。

 

満足に表出・言語化を

できるようになったのは

ここ最近の話です。

 

ーーー

 

深い意味を持つ映画・演劇を避け、

軽い娯楽を好む傾向。

感情的な内容への回避が、娯楽の選択にも現れる。

 

挫折を経験する20代前半までこの傾向でした。

本は読みますし、

難しいことも考えますが、

 

こういった深い意味で捉えることはなく、

表面上で受け取っていました。

 

快楽を埋めるなら、

それこそゲームに没頭していましたし、

 

教養と言われる歴史など、

周辺知識なども全く興味がありませんでした。

 

勉強を始めたのも

歴史などの重要性を知った20代半ばくらいからです。

 

ーーー

 

内省を避け、

感情よりも出来事・活動に

焦点を当てる傾向。

 

これは感情の識別・言語化の
困難と連動して、

関係における疎外感や
対人葛藤につながる可能性がある。 

 

夏目の場合ですと、

挫折を経験するまでは、

内省はほぼせずその瞬間瞬間で生きていました。

 

何度も同じ轍を踏むも

学習しようとせず

外の刺激を求めていました。

 

ーー

 

言語化ができず、

意図しないことで

周囲との摩擦を生み孤立することもありました。

 

相手が嫌がることも

平気でやっていたため

関係性も長続きしませんでした。

 

こちらも改善のきっかけは、

挫折を経験したことでした。

 

これをきっかけに、

内省が始まり、同じ失敗を

繰り返さないように努めるようになりました。

 

 

終わりに

情緒的ネグレクトは、

外からはほぼ認識されることはありません。

 

表面的に見れば普通に見えるからです。

 

しかし言語化困難や

感情の理解が乏しいことから、

 

変なやつというレッテルを貼られたり、

孤立することもあります。

 

当人からすれば、

なぜ孤立するかも

人が離れていくのかもわかりません。

 

置かれている状態を

正しく認識できないことが

状態を悪化させる原因にもなると思います。

 

夏目自身も

自分の問題と思っていたものが、

 

情緒的ネグレクトによるものと

気づくのに30年以上かかりました。

 

それだけ当事者でも気づきにくいことですし、

可視化や問題の表面化が

難しいということも実感しています。

 

論文を読んで、

改めて気づくこともありましたし、

夏目自身と重なることも多くありました。

 

この記事が少しでも役に立てば幸いです。

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。

 

 

引用文献

小児期の情緒的ネグレクトの結果要因の評価:探索的因子分析

※英語表記

https://digitalcommons.nl.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1680&context=diss

 

 

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それが「普通」だと思っていた|情緒的ネグレクトが作った人との関わり方



こんにちは、

夏目です。

 

いつも記事を見ていただき

ありがとうございます。

 

情緒的ネグレクトを

夏目の主観で書き出してきます。

 

 

目の前にいるのに、

心が向いていない。

 

夏目は幼少の頃から

ずっとそれを感じていました。

 

うまくことばにできませんでしたが、

 

”何かが決定的に足りない”

 

という感覚だけはありました。

 

 

一般的な家庭に当たり前にあるはずの

心のつながりが私にはありませんでした。

 

それが何だったのかを理解できたのは、

社会人になってからでした。

 

 

これを書いたのは、

同じ感覚を持って生きてきた人に

届けばいいと思ったからです。

 

ネグレクトの末路のひとつとして、

参考になれば幸いです。

 

※この記事は重めの記事になります

ご注意ください

 

 

 

 

 

親に何が足らなかったのか

 

振り返ると、

夏目の感情に対して

理解しようとする態度がなかったように思えます。

 

気遣う姿勢や気遣った上で見守る

ということを幼な心に感じられませんでした。

 

 

いわば楔がなく、

 

少し遠くへ行ったら

もう帰ってこれない

 

そんな不安がありました。

 

ーーー

 

話しかけても、

訴えても、

返ってくるのは否定か拒絶でした。

 

 

「お前そうなの?」という

 

異物を見るような視線。

 

今でも、焼きついています。

 

 

その後は、

無意識に親が理解できるような

言動・態度を取るようになりました。

 

 

夏目の訴えが

「通る」ように

言葉を対応を変えていきました。

 

そしてそれは、

自身をどんどん押し込めていくことになりました。

 

ーーー

 

これが当時の夏目の生存戦略でした。

 

気づけばこれが基準になっていました。

 

知らないうちに

夏目の奥深くに刻まれていました。

 

 

守られているという感覚が一切ない

 

庇護されているという感覚が

一切ありませんでした。

 

 

寄りかかるものがなく

身を任せるものがなく

常に緊張していました。

 

しかし、

親や兄弟は寄りかかってきます。

 

そんな中、

自分が本当にこの世界にいるのか

という疑問が頭から離れませんでした。

 

いまいち、

生きている実感がないからです。

 

 

 

 

それが基準になった

 

否定と拒絶が

繰り返されるうちに、

 

拒絶への恐怖が

人への不信につながりました。

 

自分への関心が減っていき、

 

「何度訴えてもどうせ否定される」

 

そう学習して、

自己表現を諦めていきました。

 

ーーー

 

いつしか、

「人とはこういうものだ」

という基準点になっていきました。

 

 

その基準で他者と接すると、

嫌がられました。

 

でも理由がわかりませんでした。

 

理解した上で注意する

気遣った上で見守る

 

そういうことが存在するのだと

知ったのは社会人になってからでした。

 

 

親の外付けリソースとして

親は家事や親自身の

メンタルケアを私にやらせました。

 

そして誰からも助けられることはなく、

ヤングケアラーとして20年以上経っていました。

 

 

存在自体が嫌なのか。

なんのために生まれたのか。

 

当時を振り返っても、

今もそう思います。

 

両親にとって私は、

なんだったのだろうと。

 

これを意図するしないにしても、

 

家庭に不足した資源を補う役割を

押し付けられていたと感じています。

 

 

構造的に無理だとわかった日

 

30代で、

過労とストレスで救急搬送されました。

 

ほんの数日、

親との繋がりを感じられました。

 

でもすぐに元に戻りました。

 

これだけやってもダメだったということは、

もう構造的に無理なのだと思いました。

 

結局親には響きませんでした。

個人の努力でどうにかなる問題ではありませんでした。

 

 

ネグレクトという構造

 

感情への無関心、

拒絶の繰り返し、

役割逆転

 

この三つが重なった時、

子どもの内側は育ちません。

 

安心の土台がないまま、

外の世界に出ていくことになります。

 

これは性格の問題でも、

自分の弱さの問題でもありません。

 

家庭の構造の問題でした。

 

ーーー

最後までお読みくださり

ありがとうございました。

 

 

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