
こんにちは、夏目です。
いつも記事を見ていただき
ありがとうございます。
今回は論文を元に、
情緒的ネグレクトについて
まとめていきたいと思います。
きっかけは、
情緒的ネグレクトについて知りたいと思い
調べたところ情報があまりありませんでした。
論文を読んだところ、
体系的に書いてあったので引用していきます。
論文の情報と、
夏目の体験も書いていきたいともいます。
※論文は英語記載のものを
AIが和訳したものを読んでいます。
ヤングケアラーの定義はこちらです
機能不全家庭の定義はこちらです
愛着・アタッチメントの定義はこちらです
1、情緒的ネグレクト(CEN)の定義
情緒的ネグレクトは
長らく研究で見落とされてきた領域
核心部分は
「養育者による感情的な無反応」
主な定義
親と子の交流の欠如によって特徴づけられる
感情的な無反応・不在・ネグレクト
(Young et al .2011)
・親が子供のケアや
注意を必要とするサインを意図的または非意図的に見過ごすこと
・肯定的な感情を表現しない
・自律性の発達を妨げる・愛情を与えない
・子どもが他者と交流する機会を奪う
(Schimmenti 2017)
子どものニーズを満たすことへの失敗
適切な養育と愛情の不提供
家庭内暴力の目撃放置
感情的・行動的問題へのケアの失敗
適切な構造の不提供
(Stoltenbrong et al 2013)
共通点として
養育者によるなんらかの形の「感情的無反応」が中心にある
愛着理論との関係
CENは幼児期から始まりうる。
愛着理論の観点から理解できる。
愛着理論の核心
子どもの気質ではなく、
親の養育の仕方が乳児が主要な養育者と
どのように絆を深めるかを決定する
安定した養育者は子どもが
世界を探索するための「安全基地」になる
CENと感情失認症
情緒的ネグレクトは
感情の明確さの低下を有意に予測した
感情の明確さの低下は、
情緒的ネグレクトとうつ症状の増加との関係を媒介した
感情的ネグレクトを多く経験した人ほど、
感情の識別・言語化に困難を示した
感情失認症を持つグループの中で、
情緒的ネグレクトのみが有意に高いスコアを示した
ーーー
とここまでが論文から
引用した部分となります。
論文と夏目の体験を絡めてみる
情緒的ネグレクトはうつ病障害の有意な予測因子
夏目はうつ病にはなりませんでしたが、
適応障害を2回発症しています。
親(養育者)は関してはうつ病を発症しています。
ーーー
うつ病症状と霊性(意味・平和・信仰)は
ともに情緒的ネグレクトと負の相関
学校中退後、孤立が極まり
ネグレクトの影響が強く出ました。
しかし、神社参拝や哲学など、
信じられるものを増やしていくと
ある程度は緩和できた気がします。
ですが、根本的解決ではなく
あくまでも対処療法です。
ーーー
感情的ネグレクトを多く経験した人ほど、
感情の識別・言語化に困難を示した
感情の表出や認識は中学生まで苦手でした。
読書感想文や
『この登場人物の立場に立って考える』
と言ったことは全くできませんでした。
置かれている状況を言語化できないため
助けも支援も求められず孤立していきました。
一念発起して言語化に取り組み
12年かけてやっと問題なくできるようになりました。
ーーー
CENを経験した人は
「感情は重要で問題解決に役立つ」
という信念を持ちながら、
実際には感情を識別・言語化することが困難という内的葛藤を抱えることがある。
夏目の感覚ですと、
むしろ感情は問題解決の
阻害因子になりうると思います。
感情が物事の構造を歪め
正しく認識できない経験が多かったからです。
本来なら最短ルートが、
迂回に迂回を重ねた経験から
極力感情は入れないようにしています。
ーー
夏目自身も、
この葛藤を経験しています。
感情もそうですが、
自分の思いや考えをどうやって
表現したらいいかわからずに苦労しました。
頭の中で絵図は描けているのに
どう出力したらいいかわからず
悶々としていました。
たとえ出力できたとしても
絵図と出力の乖離が激しく
欲求不満になっていました。
満足に表出・言語化を
できるようになったのは
ここ最近の話です。
ーーー
深い意味を持つ映画・演劇を避け、
軽い娯楽を好む傾向。
感情的な内容への回避が、娯楽の選択にも現れる。
挫折を経験する20代前半までこの傾向でした。
本は読みますし、
難しいことも考えますが、
こういった深い意味で捉えることはなく、
表面上で受け取っていました。
快楽を埋めるなら、
それこそゲームに没頭していましたし、
教養と言われる歴史など、
周辺知識なども全く興味がありませんでした。
勉強を始めたのも
歴史などの重要性を知った20代半ばくらいからです。
ーーー
内省を避け、
感情よりも出来事・活動に
焦点を当てる傾向。
これは感情の識別・言語化の
困難と連動して、関係における疎外感や
対人葛藤につながる可能性がある。
夏目の場合ですと、
挫折を経験するまでは、
内省はほぼせずその瞬間瞬間で生きていました。
何度も同じ轍を踏むも
学習しようとせず
外の刺激を求めていました。
ーー
言語化ができず、
意図しないことで
周囲との摩擦を生み孤立することもありました。
相手が嫌がることも
平気でやっていたため
関係性も長続きしませんでした。
こちらも改善のきっかけは、
挫折を経験したことでした。
これをきっかけに、
内省が始まり、同じ失敗を
繰り返さないように努めるようになりました。
終わりに
情緒的ネグレクトは、
外からはほぼ認識されることはありません。
表面的に見れば普通に見えるからです。
しかし言語化困難や
感情の理解が乏しいことから、
変なやつというレッテルを貼られたり、
孤立することもあります。
当人からすれば、
なぜ孤立するかも
人が離れていくのかもわかりません。
置かれている状態を
正しく認識できないことが
状態を悪化させる原因にもなると思います。
夏目自身も
自分の問題と思っていたものが、
情緒的ネグレクトによるものと
気づくのに30年以上かかりました。
それだけ当事者でも気づきにくいことですし、
可視化や問題の表面化が
難しいということも実感しています。
論文を読んで、
改めて気づくこともありましたし、
夏目自身と重なることも多くありました。
この記事が少しでも役に立てば幸いです。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。

引用文献
小児期の情緒的ネグレクトの結果要因の評価:探索的因子分析
※英語表記
https://digitalcommons.nl.edu/cgi/viewcontent.cgi?article=1680&context=diss
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