
こんにちは、
夏目です。
いつも記事を見ていただき
ありがとうございます。
私はネグレクトを30年以上、
ヤングケアラーとして20年以上の
経験があります。
そのうち12年は、
負の連鎖構造の
改善に取り組んできました。
本記事では、
その経験をもとに整理した
「負の連鎖構造の理解」
「対応の考え方」
をまとめています。
自分自身の経験を分析し、
なぜ問題が起き、
なぜ改善が難しいのかを可視化しました。
よろしければ、
ご覧ください
機能不全家庭のチェックリストを作りました
こちらになります
負の連鎖構造の定義
この記事では
以下のように定義づけします。
負の連鎖構造とは、
人の関係性を通じて感染するウイルスのようなもの
親密な関係性や
長期間の共同生活によって
内面に浸透し、
自覚のないまま行動や
判断に影響を及ぼします。
そしてその影響は、
次の関係へと無意識に受け渡されていきます。
構造モデル
この構造は、
以下のように整理できます。
① 宿主
→ 負の連鎖構造を内在化した人
② 経路
→ 近しい関係性
(血縁・親子・夫婦など)
③ 条件
→ 長期間の共同生活
④ 特徴
→ 無自覚での伝播
感染した人は、
次の関係において
新たな宿主となります。
そして世代を越えて
連鎖していきます。
※これを私のケースに
当てはめてみますと
① 宿主
→ 親② 経路
→ 親子関係
③ 条件
→ 生育環境および20年以上の共同生活
④ 特徴
→ 自主性の抑圧
→ 支援の欠如
→ 慢性的な余裕不足
→ 過剰な負担による燃え尽き
→ 未成熟な対応
となります。

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※負の連鎖構造の特徴については
の記事にまとめています。
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浸透と発現条件
この構造は、
存在しているだけでは
表面化しません。
しかし、
心理的・物理的な余裕が失われ、
許容量を超えたとき、
内在していた構造が
行動として現れます。
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※私の家系では、
子どもの誕生が引き金となりました。
子どもが生まれたことで
両親の余力が失われ、
結果として連鎖構造が顕在化しました。
その後も、
進学や部活動などによって
負荷が増えるたびに、
同様の現象が繰り返され、
増悪していきました。
ーーー
負の連鎖が発現すると
この構造は、
以下のような形で現れます。
・機能不全家庭の再現
・ネグレクトや虐待への移行
・精神的・身体的な不調の発生
例えば、
ヤングケアラー化
→ 本来大人が担うべき役割を、
子どもが継続的に引き受ける状態
家庭内での負担の集中
→ 一人に責任や役割が偏り、
調整されないまま固定化される状態
長期間の負荷に伴う
精神的不調
→ 夏目は適応障害を2回発症
→ 2回目はストレスと過労により、救急搬送されています
これらに共通するのは、
役割の歪みが改善されないまま
維持される点にあります。
なぜ改善されないのか
この構造が改善されない理由は、
問題が現在の環境ではなく、
個人の中に内在化されているためです。
負の連鎖構造を内在化した個人が、
無自覚のままそれを再現し続けます。
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※一時期、住環境が原因だと
考えたことがありました。
しかし転居によって
環境が変化しても、
ネグレクトなどの構造は継続しました。
このことから、
問題は外部環境ではなく、
内在化された構造に
起因すると結論づけています。
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なぜ自覚できないのか
この構造が自覚されない理由は、
幼少期に形成された基準が
更新されないまま維持されるためです。
人は、初期に与えられた環境を
基準として認識・判断すると思います。
しかし機能不全家庭では、
その基準自体に偏りがあります。
ここでの問題は、
この基準が後から
形成されたものではなく、
最初から
組み込まれている点にあります。
例えるなら、
負の連鎖構造は
プリセットとして
インストールされており、
それが前提として
動作している状態です。

最初から存在しているものは、
比較対象にならないため、
違和感として認識されません。
さらに、家庭自体に
「これが普通」という基準が
存在しないため、
比較や修正の基準も
形成されにくいと考えています。
その結果、
問題のある状態であっても、
それを問題として認識できません。
これが一番の解決への
阻害因子になっていると考えています。
理解と対応を分けること
ここで重要なのは、
理解と対応を分離することです。
宿主は環境の被害者で
ある側面を持ちます。
しかしそれは、
現実の行動や結果を
変えるものではありません。
原因の理解と、
今後の対応は別として扱う必要があります。
12年の模索から導き出した答え
以上の構造から、
導き出した答えは、
この構造に対して、
外内部からの介入による改善は困難です。
内在化された構造を
中和できるのは
本人だけだからです。
そして継続すれば、
健康や生活へのリスクが蓄積します。
※夏目は30年以上この構造の影響を受け、
健康・仕事(キャリア)・機会を失っています。
負の連鎖構造にできる対応策
対応策は2つに限られます。
① 宿主から心理的、
物理的距離を取ること
② 内在化された構造を
中和すること
距離を取ることで、
新たな影響を抑えることができます。
しかし、
内在化された構造
そのものは消えません。
対処しなければ、
自身が次の宿主となる可能性が高まります。
そのため、
構造の中和が必要となります。
夏目は、
この中和に12年を要しました。
それでも完全には
取りきれていません。
そして、
宿主である親との
接触が続く限り、
この構造から
離脱はできないという
結論に達しました。
ーーー
今回はここまでです。
最後までお読みくださり
ありがとうございました。

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