思考と構造の実験室

12年以上の当事者経験をもとに、情緒的ネグレクト、ヤングケアラーや機能不全家族の生きづらさの構造と向き合い方を言語化

手放してわかった、元ヤングケアラーの心の軽さ


こんにちは、夏目です。

いつも記事をみていただきありがとうございます。

 

今回の記事は、

手放して楽になったものです。

 

ヤングケアラーとして

過ごした20年の中で、

特にもがき続けた12年間があります。

 

この記事では、

その中で手放してよかったものや考え方を整理し、

自分を守るための生き方の工夫を書き出します。

 

 

※YCのチェックリストを作りました

詳しくはこちらです

 

 

元ヤングケアラーが手放してよかったもの

 

 

この記事は、
「何かを得た話」ではなく、
長い時間をかけて手放してきたものの記録です。

 

私がヤングケアラーとして

生きてきた時間に、


ひとつの区切りがついたと感じたのが、

ちょうど12年でした。

 


振り返ってみると、

 

その12年は


必要のなかったものを、

必死に抱え続けた時間」

 

でもありました。

 

 

ポイント:

これは成功談ではなく、整理と解放の記録です。

 

 

私の前提条件

 

私は、

 

・愛や存在承認を十分に受け取れない環境
・ネグレクト
・ヤングケアラー

 


という条件の中で育ちました。

 

 

家庭の中にあったのは、
無条件の愛ではなく、取引と契約に近い関係です。

 

そのため私は、

12年の模索の中で

このように定義づけました。

 

信じられるのは、

 

取引と契約、そして同族だけ
愛や情は、私の人生には存在しない

 

ここで言う「同族」とは、
血縁の有無ではありません。


共通言語を持ち、

行動の上限や限界が似ている人たちのことです。

 

 

 

 

ポイント:

価値観は選択ではなく、環境から形成されました。

 

 

※親子関係を契約という形で切り出した記事はこちらになります。

natsume-thinklog.hatenablog.com

 

 

 

一般家庭から見れば「外様」

 

この前提条件は、

一般的な家庭環境とは大きく異なります。


そのため私は、

どこへ行っても「外様」でした。

 

・なぜそこまで警戒するのか
・なぜ人を信用しないのか
・なぜ距離を取るのか

 

 

説明しなければ、

理解されない。


理解されないと、

関係が成り立たない。

 


そう思い込み、

私は多くの労力を使ってきました。

 

 

 

※私は放置子でした。

家に居場所がなく、
公園で気の合った子と遊ぶようになり、
その子の家に招いてもらったことがあります。

ある日、相手の親が
あの子と関わっちゃダメ」
と話しているのが聞こえてきました。

それ以降、
その子と関わることはありませんでした。

せっかく仲良くなったのに、
自分が何か悪いことをしたのだと思っていました。

 

 

ポイント:
前提が違えば、理解されないのは当然でした。

 

 

実は、余計だった労力

 

12年を振り返って、

 

「手放してよかった」と思えるものがあります。

 

 

それは例えば、

 

・前提条件を埋めるための過剰な言語化
・一般家庭に理解してもらうための努力
・親から愛をもらおうとする試み
・親の労いや承認を求めること
・与えるだけで、何も返ってこない条件付きの関係

 

どれも、

当時は必死でした。


でも今なら、

はっきり言えます。

 

それらは、

私の人生をよくするための労力ではありませんでした。

 

 

ポイント:

努力すべき対象を、根本的に間違えていました。

 

 

愛を求め続けた12年

 

私は12年間、


「心が何か渇望してる…、何が足りないのか」

と、もがいていました。

 

足りなかったのは愛でした。

これに気づくのに多くの時間を費やしました。

 

努力、我慢、適応、理解、説明。


そうやって、足りないものを補おうとしながら、
本来の自分を否定し続けていたのだと思います。

 

愛を求めて何かで埋めようとした12年


本来の自分を拒絶し続けた12年

 

区切りがついた今、
ようやくそこから降りることができました。

 

 

ポイント:

足りなかったのは愛ではなく、

愛はもうもらえないという受容でした。

 

 

手放した判断軸

 

考え方の整理にあたり、
私はユダヤの商法にある考え方も参考にしました。

 

・同族か、それ以外か
・同族以外は信用しない
・お金に関しては、身内であっても信用しない
・血は水より濃い

 

 

これは冷たい考え方ではありません。


自分を守るための、

現実的な防衛策です。

 

無理に広く信じない。
無理に期待しない。


その代わり、

壊れない関係だけを残します。

 

 

ポイント:

信頼は広げるものではなく、選別するものです。

 

 

最後に

 

この記事は、


「こうすればうまくいく」

という話ではありません。

 

ただ、同じ前提条件で

生きてきた人に向けて、


少しでも何か心に残ることが

あればと思いました。

 

手放したことで、

ようやく自然な呼吸ができるようになった


そんな思いも、

確かに存在します。

 

必要なものだけ拾って、
あとは置いていってもらえたら、

それで十分です。

 

ポイント:

手放すことは、敗北ではなく回復でした。

 

ーー

※参考になった本です

 

※参考になった本その2です

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ユダヤの商法(新装版) 世界経済を動かす [ 藤田 田 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2026/2/10時点)

 

ーーー

と今回はここまでになります。

 

最後までお読みくださり

ありがとうございました。